今回は、狩人オリオンの星座について紡がせてください。
知名度抜群 たくさんの人に愛され、冬の夜 南の空で 簡単に出会うことのできる星座
砂時計のような形で☆が並び、1等星の左上には赤い星(ペテルギウスさん)右下には白い星(リゲルさん)が、真ん中には3つの2等星☆が綺麗に横並びしております。
オリオンはギリシア神話に出てきます。こんなお話だったと・・・
◎巨人オリオンは、海の神ポセイドンの子、力が強く、ギリシャ一番の狩人
「この世に自分が倒せない獲物はいない」と自慢していました。
その驕りを見かねた女神ヘーラはオリオンを懲らしめるため、オリオンの足
元に大きなサソリを放ちました。
さすがのオリオンもサソリの毒針にはかなわず、刺し殺されてしまいました
その後、オリオンとサソリは ともに天にあげられ星座になりました。
*オリオン座は冬の間、空高いとこで威張っておりますが、さそり座が東の空から上がってくると、こそこそと西の空へ退散いたします。
*面白いことに、中国でも
オリオン座(参)とさそり座(商)が 天球上でほぼ反対側に位置しており、同時には上がらないことから、不仲や疎遠な人間関係を指して「参商の如し」と言うそうです
オリオン座の和名は 鼓星(つづみぼし)
私は こちらの呼び名の方が、しっくりきます。
その真ん中 横一列に並ぶ3つの☆2等星 これもよく目立ちます。
日本国では「三つ星(みつぼし)」と呼ばれております。
同じような明るさで輝いて見えますが、実際にはお互いに距離は離れているそうです
このオリオンのベルトにあたる3つ星
・古代中国では、中央の星を大将軍、左右の星を右将軍、左将軍とし、戦の神として
信仰され、日本国へも仏教とともに妙見信仰として伝来、武士たちの間で信仰の対
象とされました。
・それにより、日本国に「三つ星紋」が生まれたそうです。
・毛利氏などが使用「一文字に三つ星」の三つ星は、オリオン座の三つ星を表してい
ます。また、住吉三神とされることがあります。
・日本国での、「三つ星」の方言は、各地域ごとに たくさんあり、昔から日本の人々
にとって身近な星だったことが、伺えます。
(アワイネボシ、ミツボッサン、ミツガミサマ、ナラビボシ、ミツレンサマ、サンコウボシ、サンジョウサマ・・・)
・沖縄では、「黄金三星」(こがねみつぼし、クガニミチブシ)と呼び神が住む星と
されているようです。
オリオン座には、明るい星や 有名な星雲、星団が多く
話題に事欠かない一家です。
これから始まる ながーい冬、オリオン座さん家の事情も知りながら
おつき合いさせていただくと より楽しく もっと身近に感じられるかな(๑・̑◡・̑๑)
♡小さな織姫庵 ご訪問いただき ありがとうございました<(_ _)>