倉本聰、林原博光の「愚者が訊く」という本の中に海洋学者の大島慶一郎との対談の中で、南極と北極の話で
北極の氷の厚さは、だいたい平均すると今は2~3㍍ぐらいですね。
南極の方は、降った雪がどんどんどんどん積もった、平均3000㍍近くある氷の大陸なんです。
南極は降雪自体は多くないんですけど、何十万年、あるいは百万年ぐらいかけて積もった雪ですから、実は昔の情報を含んでいるんですね。
今の南極観測隊の一つの大きな研究テーマとして、南極大陸の氷を掘るんです。
そうして古い氷の中に閉じ込められた空気とか水の成分を取り出して、昔の気温とかいろんなことを調べるんです。70万年前まで過去を遡れるんですね。
ここで倉本聰が「ほぉーー!」と言ってます。
自分も「ほぉーー!」でした。
この対談は2010年7月16日に収録したものだそうです。
8年以上経っているので、氷の量は減っているかも?です。