2019年2月19日は 『雨水』(うすい)
二十四節氣の二番目、そして 春の二番目『雨水』です。
太陽黄経が330°に達した日。2月19日から啓蟄の前日3月5日までの15日間にあたります。
暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」
“少しずつ春が近づいて空から降る雪が雨に変わり、地上の雪や氷は水となる頃”というような意味になるでしょうか。
その雪解け水によって草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。
旬の食材
栄養価が高く季節の変わり目にぴったりの食べ物、この時期に旬を迎える食材に菜の花があります。
菜の花は粘膜強化や免疫力を向上し風邪など病気の予防はもちろん、ガンに良いとされるビタミンCが多く含まれ、その含有量はほうれん草の3倍もしくはニラの5倍もの量となっています。
体内でビタミンAに変換されるβカロテンはピーマンの5倍もの量が含まれています。
骨粗鬆症の予防に効果的なカルシウム。
貧血気味や妊婦の方にうれしい成分である鉄分がニラの約4倍もの量で、加えて葉酸も含まれています。
他にも、高血圧の予防や治療に役立つカリウムも含まれているので、塩分を気にする方にもオススメです。
寒い冬を乗り越え、春の暖かい陽の光ですくすくと栄養をため込んだ菜の花の栄養価はそれだけではなく、ビタミンB1・B2、さらに食物繊維といった栄養素も豊富にバランス良く含まれています。
花を咲かせる直前という一番栄養を蓄えた栄養まんてんの菜の花。
おすすめの食べ方は、、、
おひたし、辛し和え、胡麻和えなど、さっと湯通しをして和え物とするのが一般的です。
また、パスタに加えてもいいですね。
ただ、独特の苦味がありますので、お子様には不得手な食材かもしれません。
そんな時は、豚バラスライスで巻いたり、ベーコンと一緒に炒めたり、中華風の味付けにすると食べやすくなります。
油との相性がとてもよく栄養を吸収しやすくする効果もあります。
春を先取りして
今春はいろいろな食材と合わせて、菜の花レシピを増やしてみてはいかがでしょうか。
◆◇◆苦味についての解説はこちらの記事をご覧ください⤵⤵⤵