2019年1月6日は 『小寒』(しょうかん)
二十四節氣の二十三番目、そして 冬の五番目の『小寒』です。
太陽黄経が285°に達した日。 1月6日から大寒の前日1月19日までの14日間にあたります。
暦便覧には「冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也」と記されています。
冬至から「陰陽の比率が」一旦暖かくなった(陽に転じた)ため、寒さが負けじと(陰が)強くなるといった意味になるでしょうか。
小寒は「寒の入り」をあらわし、寒さが大きくはない、すなわちまだ本格的な寒さではないという意味です。
季節は本格的な冬となり、「小寒」と「大寒」と呼ばれる時期になりました。
しかし、「小寒の氷、大寒に解」とも言われ、実際には小寒のほうが、寒さは厳しいと言われています。
体感的にも1年でいちばん寒く感じる今、忘年会や新年会などでの食べ過ぎや飲み過ぎていらしゃいませんか。
胃腸の疲れが氣になる頃に昔からの風習がお役に立ちます。
七草粥
ご馳走やお酒で疲れた胃を休めるのに、消化のいいお粥はぴったりですね。
七草粥とは、そもそも旧暦の1月6日の昼に野山で七草を摘み、7日の朝にお粥にして食べて一年間の無病息災を願うものでした。
旧暦の元旦は2月5日、そこから7日目は2月11日になります。
現代の暦は旧暦より1か月ちょっと前に元旦をむかえるため、実際には厳冬の真っ最中です。
新春の芽吹いたばかりの若草の自然の生命力を体に取り入れ、いきいきとした野草のパワーをいただくのは時期的に難しいですが、冬の寒さで冷えた体を温め、胃腸を休めるという意味で、七草粥の風習は大切にしたい行事です。
七草粥のレシピはこちら⤵⤵⤵
野山で摘むわけにはいきませんが、スーパーマーケットにはビニールハウス育ちの七草粥セットが売られています。
上手に活用して、冬の体調を整えましょう。