2020年1月20日は 『大寒』(だいかん)
二十四節氣の一番最後、二十四番目そして 冬の最後の六番目の『大寒』です。
太陽黄経が300°に達した日。1月20日から立春の前日2月4日までの15日間にあたります。
暦便覧には「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と記されています。
最高 に冷氣が極まって、あり得ないほど寒さがつのる時期となるでしょうか。
大寒は最高に寒さの極まる時期でありつつ、春の予感がじんわり漂ってくる時期でもあります。
小寒が斜め下の⤵陰だとしたら、大寒は斜め上⤴の陽をあらわしています。
寒の水
大寒の朝の水は「寒の水」と言います。
日本酒や味噌、醤油などの仕込みに最も適した時期となります。
その理由として、寒の水は氣温、湿度が低く雑菌が非常に少ないとされており、一年のうちで一番保存に向く質の良い水とされているからです。
特にこの時期に仕込んだ日本酒は「寒仕込み」と言われ、特別に扱われています。
このように寒の時期ならではの生活の知恵があります。
甘酒の日
大寒の日(2020年は1月20日)は「甘酒の日」として認定登録されています。
昔の女性たちは「寒の水」から甘酒を手作りしていました。
甘酒は日本の伝統的な飲み物です。砂糖が貴重で甘味の少なかった昔には数少ない甘味を味わえるとともに、寒さが厳しい時期に身体を温めてくれる大切なものでした。
現代では「飲む点滴」とも言われ美容と健康に役立つ総合栄養ドリンクと紹介されています。
ご自宅でもヨーグルトメーカで簡単に甘酒を作ることができます。
このヨーグルトメーカー、我が家の「買ってよかった家電製品ベスト3」に入る優れものでした。
普段は牛乳パックでヨーグルトを作り、冬には甘酒と年中重宝しています。
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1月18日から立春の前日までの17日間は春に向けての土用になります。
季節の変わり目となりますため、体調の不調を感じやすい時期です。
栄養と睡眠をとって健やかにお過ごしください。