2018年6月21日は 『夏至』(げし)
二十四節氣の十番目、そして 夏の四番目の『夏至』です。 太陽黄経が90°に達した日。
6月21日から小暑の前日7月6日までの16日間にあたります。
暦便覧には「陽熱至極し、又、日の長きのいたりたるをもってなり」とあります。
日差しが強く日が長い季節という意味になりますが、実際は梅雨の真っ只中ということもあり日照時間も多くはありません。
夏至は太陽と地球の関係性において4つの節目のひとつです。
春分・・・昼と夜の長さが等しい日
夏至・・・1年のうちで一番昼間の長さが長い日
秋分・・・昼と夜の長さが等しい日
冬至・・・1年のうちで一番昼間の長さが短い日
夏至とは、太陽の高度が最も高くなり、一年の中で昼間が長い日のことです。
一年で昼間が最も短い「冬至」と比べると、5時間弱も昼間が長くなっています。
そして、この日を境にだんだん日が短くなって行きます。(北半球の場合)
今年の夏至点通過時刻は(日本では)
2018年 6月21日 19:07
この瞬間に 太陽が夏至点を通過します!
沖縄では『夏至南風』(カーチーベー)という梅雨明け直後に湿氣を大量に含んだ強い南風が吹き荒れます。
それが明けると沖縄は夏本番!
太陽さんのpowerを感じる季節がやってきますね☼
地球さんに目を向けてみると
北緯66.6度より北の北極圏では「白夜」となり、一日中太陽さんを見れることになります。
逆に冬は「極夜」といって、太陽が昇らない暗闇の数カ月を過ごすのです。
北欧では夏の到来を祝う『夏至祭』が盛大に行われます。
寒くて厳しい冬の暗さを知っているからこそ、太陽の光を悦び幸せにあふれ広場に集まって、ダンスをしたりご馳走をたべてお祝いするのでしょう。
祝日になる国もあるようです。
スウェーデンの 夏至祭には古くからの言い伝えがあります。
夏至祭の前夜、野で摘んだ7種の花束を枕に敷いて寝ると、夢の中で未来の花婿(花嫁)に会える、といわれています。
ただし守らなければいけないのは花を摘んでいる間、一言もしゃべってはいけないということ。
地球さんと太陽さんの節目の夏至の夜、昔の人々は不思議なパワーがあると信じていたそうです。
ミッドソンマル(Midsommar)
開催日:2018年6月20日〜25日(Midsummer Eve)
開催地:スウェーデン各地