2018年3月21日は 『春分』(しゅんぶん)
二十四節氣の四番目、そして 春の四番目『春分』です。 太陽黄経が360°→0°に達し新しく始まる日。3月21日から清明の前日4月4日までの15日間にあたります。
暦便覧には「日天の中を行て昼夜等分の時也」とあります。昼夜の長さがほぼ同じ時という意味で、日本の季節を表すうえでとても大切な節目の日となっています。
太陽視黄経
地球から見た太陽通り道(黄道)上、春分点を0度として東回りに360度まで測ります。
春分 0度 夏至90度 秋分180度 冬至270度
春分点
春分の日は地球から見て太陽が春分点を通過する日。
北極星、南極星に当たる星を中心とした天頂、天底を通る中心線から直角にに回っている点を天の赤道と呼びます。
地球は太陽から見て斜めに自転(23.4度)していますので、太陽の軌道は赤道上ではなくその斜めになった分だけ角度が生じます。
この「春分点」が発見されたのははるか昔のことです。
紀元前190年ごろ、古代ギリシアの天文学者ヒッパルコスによってでした。紀元前120年頃、ヒッパルコスはすでに三角法による測量をおこない、春分点の存在を認識し、且つ一年ごとに春分点が移動していること(歳差)まで発見しました。
春分の日
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」趣旨の国民の祝日。
春分の日が制定されたのは1948年、「国民の祝日に関する法律」によって制定されました。
春分の日、太陽は春分点がある赤道の真上にあるということになります。
太陽が真上=天頂に達するのは、春分と秋分のそれぞれ南中時ですから、年間で2回だけ。
2018年3月21日 01:15:44 地球号は春分点を通過します‼
地球さんと太陽さんに意識を向けて、新しい一年をスタートしましょう。