前回に続いて 「五味」について 紡がせていただきます <(_ _)>
五臓を助ける「五味」のひとつでも欠けると 五臓の調和を欠きます。
なかでも、日常生活で嫌われがち、不足しがちなのが「苦味」です。
苦味のものって・・・
フキノトウ、フキ 三つ葉 クレソン セロリ クレソン ニガウリ パセリなど
レバーや緑茶もそうです。
いかがでしょう 食卓に上がっておりますか?
そうして、春の季節の野草は ほとんど「苦味」を秘めております。
春は、冬の寒さに耐え 目覚める季節です。
そのため、冬から春へのスィッチが必要です。
ほんの少しの山野草の「苦味」は
解毒作用があり、冬の間に体にたまった毒素を外に出す働きがあります。
春の伸びゆく 生命を体に取り込むことで 身体が目覚めます。
◎「苦味」について こんな新聞記事 ご紹介させてくざさい。
「山崎 郁子先生の新聞掲載記事より」
「今の季節、山菜をぜひ食卓にあげてください。
面白いことに 中国の人は苦さの中に甘味を見逃さないのです。
普通、私たちがただ苦いと感じる薬用人参を中国の人は「苦甘」と表現します。
天然のものは、そのように、苦味にもかすかな甘味がひそんでいる。
私は苦言の極意はこれだと思うのですよ。
苦言を呈すとき、奥には甘さが隠されていなくてはと
子どもにも、そんな苦味に慣れさせてください。
☆春の食養薬膳について ほんの少し 追加です。
春の養生食の ポイントは
① 旬のものを基本に
春の伸びゆく、生命を取り込む(山野草、新芽、花芽 等)
② 春は、五臓の中で 肝臓の働きが 活発になります。
肝臓が正常・・・情緒が安定し、よく眠れる、楽しく愉快
肝臓を養う「五味」は「酸味」です。
【春の味は「酸味」・・・肝臓を養う】
しかし
◎肝臓の働きが盛ん(活発)になり過ぎると⇒
怒りっぽい、イライラ、興奮しやすい、動悸、ヒステリー等の症状
♡ そんな時の「五味」は、「苦味」の食材を加えます ♡
苦い味は、体内の余分な水湿を除きます。
◎肝臓の働きが弱って(不足)いる時は⇒
けいれん、ひきつけ、心が弱くビクビク、ため息、不眠、食欲減の症状
♡ そんな時の「五味」は、「甘味」の食材を加えます ♡
甘い味は、緊張を緩め、体を養います。
山野草等の「苦味」は控えめに・・・
☆「五味」にも 働きがあるって、面白いと思いませんか?
☆もうすぐ、梅雨入りというのに、山菜の話になってしまい ごめんなさい<(_ _)>
☆梅雨時の「五味」と食養膳、梅雨明け前までに 紡いでみたいものです(。・ω・。)
♡小さな織姫庵 ご訪問いただきありがとうございました♡