星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 

本来なら来るはずのなかった地球に生まれた私たち☆アウェイ感をヒシヒシ感じつつ悪あがきならぬ良いあがきでジタバタ奮闘の☆座談会メンバー8人共同ブログ☆

五臓を助ける 「五味」  

f:id:heliot:20180525222758j:plain

今回は、薬膳等で使われる 「五 味」について紡がせてください。

 

 

東洋医学では、味そのものが体内に入ったときに 特有の効用を持っているという

独特の考え方をいたします。

 

そして 

「酸味」「甘味」「辛味」「鹹味(からみ)」「苦味」

          の五つの味を 五味とし 薬膳の処方に役立てます。

 

五味の それぞれの 効用とは・・・

 

♡ 不自然な汗を止める 「酸 味」

 酸味は、出すぎるもの、あまり出てはならないものを収め、ひきしめ、固め、渋らせる働きがあります。

 下痢を止める。冷や汗や夜の寝汗のような不自然な汗を止める。

 酸味といっても、調味した味ではなく、天然の味のことです、

        かんきつ類や 今ならイタドリやギシギシの酸っぱさなど

  

    【茗荷、梅、レモン、酢、ヨーグルト・・・】

 

 

♡ 「甘 味」には 衰えを 補う作用


 ご飯や麺類のほのかな甘味も含めて、人体の衰えや不足を補う作用があります。

また、消化器系を調和させ、緊張をゆるめ、極端な苦痛を緩めます。

  

    【穀類、芋類、卵、乳・・・】

 

 

♡ 「辛 味」で 氣血の巡り良く


 辛味は、病邪も氣分も発散させ、氣血(体内の生氣と血液)の巡りを良くします。

風邪をひいた時や、寒冷によるものや停滞する病氣に有益とされます。

   

    【ネギ、ニラ、大根、ニンニク、紫蘇、生姜・・・】

 

 

♡ 体内のしこり和らげる 「鹹 味」


 これは塩からい味のことです。海の塩味のことで、体内にしこっているものを和ら

げ、塊をくずす作用があります。

 ゆるやかに便秘を下すとか、皮膚の下にできるしこり、リンパ腺の腫れなど に有益

    

    【ハマグリ・アサリ等の貝類、塩、しょうゆ、みそ、塩蔵魚肉類・・・】

 

 

♡ 余分な水分乾かす 「苦 味」


  苦い味で、消炎と固める作用があり、熱をとり体内の余分な湿を出し乾かします。

  便秘や痰のように つまっているものの通りをよくします。

  また 体内に湿氣がこもっておきる病氣にも 有益

    

    【肉類の内臓、海藻類、セロリ―、ピーマン、コーヒー・・・】

 

 いかがでしたでしょうか?

 
 その時々の体調に合わせ、献立の味付け 工夫するだけで 身体さん元氣になります♡
 

 

そして、東洋医学では、この五味が それぞれの五臓を良く助けると考えます。

どの味が、どの五臓に働きやすいかと言いますと

 

  「酸味」・・・肝臓、胆、眼によい

  「甘味」・・・脾臓、胃に良い

  「辛味」・・・肺、鼻、大腸によい

  「鹹味」・・・腎臓、膀胱、耳、骨によい

  「苦味」・・・心臓によい

 
                  といった具合です(๑・̑◡・̑๑)

 

五味のひとつでも欠けると、五臓の調和を欠き 体調不調になるということです。

 

今回は、五味の効用について 紡がせていただきました。

 

奥の深い薬膳  次回 もう一度 

 五臓と五味から  出来たら 春の食養膳まで 紡いてみようと思います♪

 

 

  ♡小さな織姫庵 ご訪問いただきありがとうございました♡<(_ _)>

  

   (薬膳の恩師「山崎 郁子」先生の講義、新聞掲載記事等を参考に
                          させていただきました。)