今年も暑くなりそうですね。
つい最近まで暖房を使っていたのがウソのような暑さです。
去年も暑さで倒れたり、具合を悪くする方が多かったのですが、今年も注意が必要です。
特にマスクの着用が励行されている今の時期、余計に暑さを感じることでしょう。
漢方薬では、熱中症対策に 清暑益気湯(せいしょえっきとう)や生脈散(しょうみゃくさん)などを使用しますが、基本は冷房の使用、日傘・帽子の着用、こまめな水分補給、また、適宜 ミネラル分を含んだ経口補水液などをとることです。
今は様々な便利グッズが売られているので、それらを利用するのも良いでしょう。
高齢者の方や、認知症の方は、脱水に気付きにくかったり、暑さ・寒さの感覚が鈍くなっている場合があります。
平気そうな顔をしていても、体が熱くなっていないか どうか注意してみてあげて下さい。外出自粛の影響で会いに行けない場合は、お電話などで健康状態をさりげなく確認してあげて下さい。
コロナ禍で大変な時期ですが、注意しなければいけないのはコロナだけではありません。
自分の身の回りのことだけでも大変でしんどくて辛くて、心に余裕がなくなって、小さなことにもいら立ってしまうのも、無理のないことだと思います。
かく言う私自身も2月ごろは政府のやり方や、気を付けてと言っても話が通じない人たちや、アレヤコレヤに命を何だと思っているのかと怒り狂ってました。(肺癌なのにパチンコに行く患者さんには本当に頭抱えてました)お恥ずかしい限りです。あまり怒らない性格なのに、一生分くらい怒った気がします。
もう怒りたくない。
反省してます。
そんな私が言うのもなんなんですが、どうか、お互いに思いやりの心を持ってこの大変な時期を乗り越えていきましょう。