2019年8月23日は処暑(しょしょ)
二十四節氣の第十四節氣 秋の二番目の『処暑』です。 太陽黄経が150°に達した日。
8月23日から白露の前日9月7日までの16日間にあたります。
暦便覧には「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり」と記されています。
暑さが落ち着いて休まるという意味です。
暑さのピークは越え、朝夕は氣温も下がり秋の氣配 を感じるようになってきます。
空を見上げると、入道雲の高いところにうろこ雲やいわし雲といった巻積雲が見られます。
夏と秋が交差する処暑、そろそろ今年の夏もおしまいですね。
軒先から聞こえてくる風鈴の音も、どこか寂しげで夏を惜しむかのようです。
旬の食材
今夏も暑すぎる夏でした。この時期は夏の疲れが出やすくなります。
冷たいものばかり食べて胃に負担がかかっていたり、体がだるい疲れが抜けないなどの症状が出たり、風邪をひきやすかったりしますので、食べ物にも氣を配り早めにケアしましょう。
◆秋刀魚
サンマは、秋の魚の代名詞でもありますね。サンマが店頭に並びだすと「もう秋かぁ~」って氣になります。
旬のものは脂ののりもよく栄養も豊富です。
慣れないとちょっと苦いかもしれませんが、ビタミンも多く含まれているさんまのワタも一緒に丸ごと食べるのがおすすめです。
サンマには中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やすDHAが豊富に含まれています。また血流を促進することで、疲労回復度が上がります。
大根おろしには消化酵素が含まれています。
すだちには、疲労回復効果があるクエン酸が豊富に含まれており、皮には脂肪の代謝をスムーズにするポリフェノールの一種も含まれています。
カボスやすだちをひと搾りして醤油を垂らした大根おろしと一緒に食べましょう。
★☆★秋刀魚の塩焼きを美味しく作る方法★☆★
コツは 塩を2回ふる
そうすることで、サンマの生臭みが取れ、身の弾力が出て、「旨み」が増幅します。
◎1回目の塩をふったら30分放置する
そうすると浸透圧の作用で塩分が魚に入り、分解酵素が働き、タンパク質が旨味のあるアミノ酸に変化します。そして塩の脱水作用で魚の表面の水分が溶け出す時に生臭さも一緒に出ていきます。
◎秋刀魚をきれいに水で洗う
◎2回目の塩を軽くふる
詳しいレシピはこちら⤵⤵⤵
年々水揚げ量の減っているサンマ、あまりの不漁のため解禁日が前倒しになったそうですが、北海道、気仙沼などの情報ではかなり少ないとのことです。
サンマも不漁が続くとそのうち高級魚の仲間入りするかもしれません。