[素朴な生活
思いは高く]
人はこの大自然から
生きるに必要なすべてを贈り物として受けてきた何億年にもわたって
それは光 熱 空氣 風
雨や霧 雪からの水
緑の山と紅葉する樹々
四季の野と碧い海
花と昆虫 その他の生物
そして山や谷をかけめぐる動物の群
エデンの園を追われた
アダムとイヴの子
カインの末裔としての
現代人は
自然や生けるものの命を何と数多く奪ってきたことか
現代人よ そろそろ自然に帰ろう
文明に限界ありとの教えを謙虚に受けて
平和な自然の生活に少しずつ戻って行こう
そう
素朴な生活に
しかし思いは高く
日野原重明さん
(1911.10.4~2017.7.18)(いのちの哲学詩)より
2005年頃の作品だと思いますが~。
この2~30年来の、凄まじい世の中の変化に、
振り回わされて、それに追いつくため、
人は、急ぎすぎているような氣がします。
アンデス山脈の発掘調査の探検隊の実話から・・
キャラバンを組んでの旅の途中、ポーター全員がストライキを起こしてしまう。
調査隊が、日当を上げるからと言っても動いてくれない。 理由は、
[私達は、ここまで速く歩きすぎてしまい、
心を置き去りにしてしまった。
心がこの場所に追いつくまで、しばらくここで、待っているのです。]
自然と共に暮らしている人々には、心と体のバランスのズレを素早くキャッチするようです。
ズレも感じないまま、
立ち止まる術も知らない、急ぎすぎている人々。
心と体の声を聞き、バランスをとりながら、
心をこめて、丁寧に生活をして、
せめて、自分の心を置き去りにしないようにしたいと思います。
ありがとうございます垬
老子
第三章
[しなやかで力強く生きるために]
081 本当の言葉
本当に人の心を打つ言葉というのは、
あまり美しく聞こえないものだ。
逆に美しく聞こえる言葉には、
真実味がないってことさ。