2018年11月7日は 『立冬』(りっとう)
二十四節氣の十九番目、そして 冬の一番目の『立冬』です。 太陽黄経が225°に達した日。
11月7日から小雪の前日11月21日までの15日間にあたります。
暦便覧には「冬の氣立ち初めていよいよ冷ゆれば也」とあります。
冬の氣配がしはじめて、だんだんと冷え込みが増してくるころ、といった意味になるでしょうか。
この日から立春の前日までが暦の上で冬。
太陽の光が一段と弱く、日照時間は短くなり、時雨が降り冬の氣配をかんじるようになります。
北国や標高の高いところからは初雪の知らせが届き、木枯らしが吹く季節です。
立春・立夏・立秋・立冬を四立
夏至・冬至の二至
春分・秋分の二分
二至二分と四立をあわせて八節と言います。
八節は、八つの季節の変わり目です。
時候の挨拶
◆立冬の候(りっとうのこう)
立冬の季節になりましたが・・・といった意味合いで使います。
【文例】
拝啓、立冬の候
いかがお過ごしでしょうか。
立冬の候
木枯らしの吹く季節となってまいりましたが
お変わりございませんか。
立冬の候
日増しに寒さ深まる季節となってまいりましたが
お元気でお過ごしでしょうか。
英語で立冬は?
First day of winter (冬の最初の日)
The beginning of winter (冬のはじまり)
やっぱり英語でも冬の最初と表現します。
二十四節氣は中国からはいってきたものですが、日本の風土とあいまって独特の季節感をあらわしています。
季節の移り変わりを彩る言葉で、はがきや手紙をだしてみてはいかがでしょうか。