2019年5月6日は 『立夏』(りっか)
二十四節氣の七番目、そして 夏の最初の『立夏』です。
太陽黄経が45°に達した日。5月6日から小満の前日5月20日までの15日間にあたります。
暦便覧には「夏の立つがゆへ也」とあります。 夏の氣配が感じられるころといった意味になります。
5月1日には改元があり、日本の大きな節目でした。
季節にも節目があり、節目の前日を「節分」という言い方をします。
節分は1年のうちに4回あり、季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを言います。
2月はじめの立春の前日の節分はよく知られていますが、実は4回もあったのですね。
土用と節分
土用とは
「土旺用事(どおうようじ)」の略。
土が盛んになり(旺)、働く(用事)という意味になります。
土の神様が盛んに働くときに「土いじり」をすると、神様の怒りを買うともいわれています。
土用は1年に4回あります。
土用の期間は2019年は
春土用・夏土用が19日間、秋土用が18日間、冬土用が17日間、計73日が土用の期間ということになります。
そして、土用の最後の日が「節分」になります。
土用の由来は
古来中国から伝来した陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)という思想に関係しています。
この世のあらゆるものは全てが木火土金水(もっかどごんすい)の五つの要素の組み合わせで成り立つという考えです。
四季も五行で説明しようとしました。
春→木 → 植物が盛んに育つ季節
夏→火 → 火のように暑い季節
秋→金 → 金属のようにだんだんと冷えてゆく季節
冬→水 → 水のように冷え切って停滞する季節
?→土
「土の性質は全ての季節に均等に存在する」として季節の最後に割り振って、季節の移り変わりを円滑に進める役目も果たしています。
また「土」には 中心 という意味もあり 土を真ん中におきます。
春 → 土用 → 夏 → 土用 → 秋 → 土用 → 冬 → 土用
土用は次の季節へのインターバル期間です。
この時期は体調が狂いやすいため、ゆったりと穏やかに過ごしましょう。
連休明けはもう暦の上では夏ですね。