2020年2月4日は 『立春』(りっしゅん)
二十四節氣の最初、そして 春の最初の一番目『立春』です。
太陽黄経が315°に達した日。2月4日から雨水の前日2月18日までの15日間にあたります。
暦便覧には「春の気たつを以て也」とあります。 春の氣始めて立つ。 寒さも峠を越し、 春の氣配が感じられる頃といった意味でしょうか。
今冬は暖冬傾向にあり、立春をとおりこして2月下旬のような陽氣になっています。
陰があってこその陽、
冬らしからぬ冬に対峙する今夏はどうなるのか予測が尽きません。
立春大吉
立春大吉のお札は立春の日に禅寺の門前などに張り出されるお札です。
このお札が意味するものは厄除けとして古くから禅寺で行われてきた風習になります。
現在使われている西暦ではお正月が1月1日に設定されていますが、日本で古くから使われていた暦では立春が一年の始まりとされていました。
『立春大吉』という文字の秘密
半紙に書かれた文字は左右対称、さらに表からみても裏から見ても、文字の見え方が一緒のためそのお札を貼っておくと、鬼が入ってきて振り返ったときに「まだ家にはいってないんだ」と勘違いして逆戻りして出ていくと言われています。
「鬼が出ていくことで厄難が去り、一年間平穏無事に過ごすことができる」
という意味を持つようになったと言われています。
四立て(しりゅう)
二十四節氣の中で
「立」の字がつくものは4つあります。
立春
立夏
立秋
立冬
これは「四立」と呼ばれ、それぞれの季節のはじまりとされています。
「立」がつくと、新しい季節になるという意味になります。
特に「立春」は旧暦において、その年のはじまりとされ様々な出来事や節目の基準になっています。
文部省唱歌「茶摘(ちゃつみ)」の歌い出しは
「夏もちぃーかづく八十八夜」で始まります。
八十八夜とは、立春から数えて88日目のことを指します。
地球さんが立春点を通過する時刻は
2020年2月4日 18:03
ここから春がはじまります!