冬の間固いつぼみをつけてじっと春を待つ椿さんたち
その健氣な姿を愛おしく思いながら その横を歩いています。
今年はたくさんつぼみを付けています。
春はもうすぐ
大寒の大々(だいだい)とした月よかな 一茶
大寒の埃の如く人死ぬる 高濱虚子
こんばんは! 金星さん担当のミファです 😸
お氣に入りの散歩コース
秋編でご紹介しましたが、ルートはいつも同じで森の中(山の中)の道なき道を登ります。
冬の間は虫さんや動物さんたちにはほとんど会いません。
しかし、10年程前に隣の山からやってきて(県道を挟んでいます)つがいのイノシシが住み着きました。
今ではイノシシの足跡、糞、掘った穴、体をすりつけた木の幹、噛んで折りまげた木の枝、掘り返した木の根っこなど、森に入るたびに新しい跡を見つけます。
昨年春ごろには、ふもとのアパートの皆さんがお世話している半野良外猫のカリカリご飯を、ウリボウとタヌキの子供が食べに来ていました💦
夏には親子4匹一家に遭遇したこともあります。(親は私を恐れて?逃げましたが、子供は興味津々の様子でした)
夜になるとイノシシ一家も人家近くにやってきているようです。(イノシシは冬眠しない) 特に冬の間は特に食べるものがないからなのでしょうが・・・。
毎年何匹か子供を産んでいますので、もうかなりの個体数になっているのではないでしょうか。
その散歩コースの森には、珍しい品種の樫の木があります。
「尻深樫(しりぶかがし)」
“ブナ科マテバシイ属の常緑高木である。日本に自生するマテバシイ属2種(シリブカガシとマテバシイ)のうちの1種。和名はドングリの底(お椀状の殻斗を被っていた部分)が凹んでいることに由来する。” (出展:Wikipedia)
シリブカガシは近畿地方以西の本州、四国、九州に分布し、中国南部・台湾にも分布する。幹は多幹になることが多く、自然に株立ちになる。葉は長さ10~15cmであり、表面は光沢があり、裏面は金光沢がある。シリブカガシの花は9月の終わりから10月にかけて咲く。堅果(ドングリ)は翌年の秋に熟して落下する。秋に落下するので春に芽生えるのかと思えば、発芽は実にゆっくりとしており、夏以降になる。ドングリをならせるブナ科の仲間は春に花を咲かせ、その年あるいは翌年の秋に種子を散布し、春に発芽する。シリブカガシの開花時期・発芽時期は他の種と飛び離れていておもしろい。
このシリブカガシさん、上記にも書いてありますが、発芽時期が違うため今の地球温暖化の影響か近年は芽が出ても暑さにやられて枯れてしまうことが多くなりました。
そこで少しでも発芽率を高めるため、秋に落ちた実を冬の間にひとつずつ土に埋める作業をします。
イノシシが来る前は手でシリブカガシの実をさわってもどうということはなかったのですが、今は人間が触った実を手で埋めるとイノシシがその人間の臭いのするところを掘り返してしまって、せっかく埋めた実も行方不明という事態が起こりだしました。
そこで対策として、土の上に実が落ちた場所に木の枝で穴を掘り、木の枝で埋めるという方法をとっています。(実には一切触らないように氣をつけて)
使った木の枝は入り口近くまで持って帰ってきます。次の日は同じ枝は使わないようにしています。
冬の楽しみ方をご紹介しました♪ 少しでもシリブカガシさんのお役に立てるとうれしいです。
前回の秋の楽しみ方はこちら⤵⤵⤵
妖精さんに遇った記憶があるのだが、いつどこで遇ったのか思い出せないでいます。
この星(地球)ではなかったのかも・・・あらゆる生命体に ウィンセイ🍷