八十八夜とは
春分から数えて『88日目』にあたる日をいいます。
「夏も近づく八十八夜」と歌い出しに八十八夜が出てくる有名な歌があります。
◆唱歌「茶摘(ちゃつみ)」◆ 歌詞
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに菅の笠
日和つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ
この時摘まれるお茶は、初摘みの新茶。香りがよく、テアニンといううまみ成分を豊富に含んでいますので、おいしいだけでなくリラックス効果や集中力のアップの効果も期待できます。
八十八は、末広がりの「八」が二つあることから縁起が良いとされ、八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きができると昔から言い伝えられています。
八十八夜の別れ霜
若葉がまぶしい4月といえば、春の陽氣にさそわれてウキウキする季節です。
しかしすくすく育つ新芽の大敵「遅霜」は、冬を忘れたころ、春にやってきます。
農家では苗の植え付けの時季になりますが、霜には特に氣を配らなければなりません。
お茶の名産地、静岡県ではお茶を凍結から守るために遅霜予報が出されるそうです。
そんな霜対策も、八十八夜を過ぎれば、もう降りることもなくなりますよ。
という意味となる「八十八夜の別れ霜」
そう思うと、茶摘みで新芽を摘めるのも、霜対策をしっかりして収穫した農家さんたちの努力あっての賜物ですね。
今年摘まれたお茶を煎じた新茶をいただけるのを楽しみに待ちたいと思います。
いく人もの人の手を経てわたしの元に届く新茶に感謝🙏
そして新茶を育んでくれた地球さんに感謝😊