遠日点通過 2018年7月7日 1:47
太陽系の全ての惑星は、楕円軌道で太陽の周りをまわっています。
もちもん地球も太陽の周りを楕円軌道で回っています。
惑星の中でも地球はほとんど円形にちかい軌道で回っています。
ですので、太陽から遠いときと、近いときがあるわけです。
太陽から一番遠い点を⇒遠日点
太陽から一番近い点を⇒近日点
近日点と遠日点約の差は約500万kmほどで
月までの距離(38万Km)の13倍くらいということです。
近日点と遠日点の差は2%未満。
遠日点は1.7%ほど遠く、近日点と比べても3.4%ほど遠いくらいです。
7月といえば北半球は夏ですね。
しかし地球の軌道は、太陽から最も遠い地点を通過します。
だったら、太陽から遠いからさむいのでは・・・? と思いませんか。
・・・というわけではないようです。
真南を通過する時の、太陽の地平線からの高さを「南中高度」とよびます。
季節によって太陽の南中高度が異なる原因は、地球の自転軸の傾きにあります。
地球は太陽のまわりを1年でほぼ1周します。これを公転運動とよびます。
そして、地球の公転面に対して自転軸は約23.4度傾いています。
公転するあいだには、地球の自転軸の傾きも向きもほとんど変わりません。
つまり、地球は自転軸を傾けたまま太陽のまわりを回っているのです。
そうすると、太陽の光がたくさん当たる季節とそうでない季節ができるわけです。
夏の季節は太陽が真上から照らすために、地球の軌道が離れていても光がたくさん当たるため暑くなるということです。
というわけで遠日点、近日点は季節とは関係ないということはわかりました。
しかし、遠日点(北半球は夏)のある春分から秋分の日数と、近日点(北半球は冬)のある秋分から春分の日数は
なんと7日間も違っていました。
春分から秋分まで≒186日
秋分から春分まで≒179日
これも地球の公転軌道が楕円であるためです。
冬には最も近い地点を通過します。
来年の近日点は
2019年1月3日 14:20 近日点通過
太陽系は絶妙の位置関係で成り立っています。
そして地球に人類が誕生できたのも、宇宙の意思によって必然だったのかもしれませんね。
地球さんと太陽系のみんなに ウィンセイ🍷
最後までお読みいただきありがとうございます(*^-^*)