1年とは地球が太陽の周りを1周すること。1日とは地球が自転して1周すること。
時は地球上に住む全生命体に平等です。その時間だけは等しく変わりがありません。
平等な時間だからこそ、ただ過てゆく日々をなんとなく過ごすだけではなく、地球の回転を意識して季節を感じながら、時の流れに乗って地球さんと共に暮らしてみませんか。
2017年の春分からはじめました当ブログ、3年目に入りました。
春分からの1年間、二十四等分の季節を感じ暮らしに織り込んでゆきながら、一緒に時の旬を味わってまいりましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
2019年3月21日は 『春分』(しゅんぶん)
二十四節氣の四番目、そして 春の四番目『春分』です。
太陽黄経が360°→0°に達し新しく始まる日。原点回帰。
3月21日から清明の前日4月4日までの15日間にあたります。
暦便覧には「日天の中を行て昼夜等分の時也」とあります。昼夜の長さがほぼ同じ時という意味で、日本の季節を表すうえでとても大切な節目の日となっています。
春分は、太陽は真東から出て真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
それ以降は夏至まで昼間が次第に長くなっていきます。
春分を中日とする前後3日ずつの合計7日間を「彼岸」と言います。
今年の春彼岸
彼岸入りは 3月18日(月)
彼岸明けは 3月24日(日)
暑さ寒さも彼岸まで
このことわざ、ごぞんじですか?
お彼岸にあたる春分の日や秋分の日を境に、それまでの暑さや寒さが和らいで季節の変わり目がやってきて、過ごしやすくなるという意味です。
それがちょうど仏教由来の行事が行われるお彼岸の頃なのです。
そしてこのことわざにはもうひとつ仏教からくる深い意味があります。
仏教では、生死の海を渡って到達する世界(霊界)を彼岸(ひがん)といい、その反対側の世界(現世)を此岸(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなるとの考えから、先祖を敬いお墓参りをするようになりました。
煩悩に惑わされている人間が悟りの世界と通じる日、
どんなに困難なことがあっても、ある時期をすぎれば峠を超えて楽になると考え、あきらめずに耐えれば解決するという励ましも意味しています。
2019年 3月21日 午前6時58分 に地球号は春分点を通過します。