2017年6月5日は芒種(ぼうしゅ)
二十四節氣の第九節氣 夏の三番目『芒種』です。
太陽の黄経が 75°に達した日 (太陽暦の6月5日) に始り,夏至 (6月 21日) の前日までの約 16日間にあたります。
小満に引き続き、地味でなじみの薄い『芒種』、どんな意味なんでしょうか。
「芒(のぎ)ある穀類、稼種(かしゅ)する時なり」
稲や麦の穂先のような芒(ノギ)と 呼ばれるとげのある穀物の種まきをする頃という意味です。
主食が米の日本人にとって稲作は大切な農作業です。江戸時代の年貢は米でしたから、米の出来不出来は藩の財政に大きくかかわりました。
芒種は種をまく時期を示す大切な節目だったんですね。
しかし現在の田植えは、5月ごろに行われています。
今の時代は種をまく時期というより、梅雨に入る頃と覚えた方がわかりやすいでしょう。
入梅の雑学
2017年は6月11日が『入梅』(にゅうばい)です。
・・・梅雨入りの日は決まっているのでしょうか?
入梅は雑節のひとつです。暦の上では、梅雨が始まる日になります。
太陽の黄径が80度に達する日。
「芒種」から数えて6日め頃の最初の「壬(みずのえ)」の日。
・・・入梅があるんだったら、『出梅』(しゅつばい)もあるのでは?
入梅の対義語でありました。しかし、こちらは現在ほとんど使われていませんね。
暦上の出梅の日には、二節あります。
◎「夏至」 のあとの最初の「庚 (かのえ) 」の日
◎「小暑」のあとの最初の「壬(みずのえ)」の日
梅雨の時期は水分が体にたまりやすくなって、汗をかきにくくなるため、体がだるい、むくむ、氣分が沈みがちなど感じる方が多くなります。
ストレッチや軽い運動、シャワーより湯船につかる、代謝をアップさせる食材をとるなど生活習慣に注意して、体調を整えて乗り切りましょう。