2019年7月23日は 『大暑』(たいしょ)
二十四節氣の十二番目、そして 夏のラスト六番目の『大暑』です。 太陽黄経が120°に達した日。 7月23日から立秋の前日8月7日までの16日間にあたります。
暦便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」とあり、最も暑さが増す時期といった意味になります。
今年は西日本の梅雨入りが遅れに遅れました。7月中頃から各地で大雨にみまわれてまだ梅雨明けになっていません。台風5号が去り、そろそろ梅雨明けでしょうか。
梅雨明け十日
「梅雨明け十日」とは、 梅雨が明けて十日間という言葉通りの意味になりますが、
梅雨明け直後のしばらくの間は、夏型の太平洋高氣圧が安定して、晴天が十日ぐらいは続くということです。
晴天が続いて、暑さのピークを迎えるのがちょうど『大暑』のころなんですね。
晴天率の高いことも相まって、星空に輝く星々を観察するには絶好の機会です。
夏の大三角形とは、
東の空高いところに、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの三つの明るい星をつないでできる三角形をいいます。
また、夏の大三角形から南の空のいて座あたりにかけて見える、うっすらとした光の帯が天の川になります。
7月末から八月はじめは月あかりの影響がすくないので、天の川を見るチャンスです!
夏の大三角形を観測する最適な時間帯は20時~22時ごろになります。
夏の夜の夕涼み、星空をながめてみてはいかがでしょう。きっと、美しい星々との出会いが待っていますよ。
いよいよ夏本番! 今夏はどんな夏になるでしょうか。
二十四節氣という日本独自の時の流れに乗りながら、夏を感じてみてくださいね。