2019年12月7日は 『大雪』(たいせつ)
二十四節氣の二十一番目、そして 冬の三番目の『大雪』です。
太陽黄経が255°に達した日。 12月7日から冬至の前日12月21日までの15日間にあたります。
暦便覧には「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と記されています。 雪が激しく降り始めるころといった意味になるでしょうか。
太陽の日照時間はさらに短くなって寒さが増し、冬が深まっていきます。
西高東低の冬型の気圧配置の日が多く現れるようになり、平野部でも雪が舞ったり、初氷がみられるのもこのころの時期です。
スキー場がオープンするのも「大雪」のころになりますが、近年は地球温暖化の影響から、雪不足でオープンが遅れたり閉鎖するスキー場も増えています。
ポインセチア
この時期、園芸ショップの店頭にポインセチアを見かけるようになります。。ポインセチアと言えばクリスマスを連想しますが、メキシコなどの中南米が原産の熱帯性の植物です。
1800年代に初代駐メキシコ公使であったジョエル・ロバーツ・ポインセットがアメリカに持ち帰りその後普及したそうです。ポインセットの名に因んで、「ポインセチア」と命名されました。
原産国のメキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれるそうです。
花言葉
花言葉は
「祝福」 「幸運を祈る」 「純粋」 「私の心は燃えている」
鮮やかな赤い葉っぱにちなんで「私の心は燃えている」という花言葉
メキシコの先住民がポインセチアの赤い色を清純のシンボルとしていたことから「清純」
キリスト教の布教で現地で活動した修道会の人たちがポインセチアの赤は「キリストの血」、緑は「永遠の象徴」、白が「純潔」を表すことから、縁起のよい植物として「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ぶようになり、そこから「祝福」 「幸運を祈る」という花言葉が生まれました。
昨今では品種改良が行われるようになり、今では毎年新しい品種が作られています。
定番の赤に加え、ピンクや白、白に赤が混じるマーブルなどもあります。
育て方
熱帯性の植物のため寒さには弱いことに注意が必要です。
15度より寒いときには室内へ入れます。
冬の時期は日中は窓際の太陽があたるところに、夜は窓際は冷えますので暖かい場所に移してあげてください。
冬越しをして4月くらいになったら、3節ほど切り戻します。
新芽が伸びてきますので、見た目はバランスの良いものとなります。
短日植物(日の光が減ったことを葉っぱが感じて、花を咲かせる種類のこと)であるポインセチアは、太陽の光の時間がどんどん短くなっていく夏の終わり~冬にかけて花を咲かせます。