シャルさんの、桑の木の記事を見て、懐かしく思いました。
40年ほど前、転勤となり、辞令を受けるため蚕業センター(兼繭検定所)に行った時のことです。
夏の頃だったと思いますが、敷地内に入ったところなんとも異様な臭いに包まれ、
[ここが、新しい職場になるのかぁ~]と😓
不安でした。
製糸棟で、繭から糸を、括っていて、お湯の中で繭が煮たった匂いだったと、後で解りました。
通勤し始めたら、匂いは氣にならなくなりました。
敷地内に、製糸棟、養蚕科、栽桑科、試験研究機関があり、100人ほどの職場でした。
夏休みの頃、[蚕業まつり]が行われ、近隣の親子づれやら、子供会がバスで来たりと、賑やかでした。
繭玉から糸を操ったり、それを紅茶やコーヒーで染めたり、乾燥繭で繭人形作ったり、全職員で対応したのです。
帰りには、パックに桑の葉と、ニセンチくらいの蚕をお土産に。
その頃は、何処かに必ず桑の木があったのでしょう。
養蚕農家が減って(歯止めがかからない)中、蚕業の普及に必死だったのです。
今は、その職場が、あるやなしや?
私の世代でさえ、着物を着なくなったのですから、蚕業が衰退していくのは、当たり前ですね。
父はよく、
日本の輸出品は
お茶とみかんと絹だと
小学校で習っと言ってました。
私が好きで、よく行くところ💓
横浜の三渓園は、明治時代、製糸・生糸貿易で財をなした原三渓が作ったもの。個人で凄いこと。
そのくらい、製糸業は繁栄してたのです💪
五年ほど、そこの職場にいたのですが、虫が苦手な私は、最後まで蚕を触れなくて😓
養蚕科の人は皆さん、手の平に乗せると、可愛いいし、冷たくて気持ち良いと言ってましたが~
ありがとうございます💗
老子
第二章
[たおやかに、自由に生きるために]
030 器の大きな人
心が柔らかでしなやかな人は、
清いものでも汚いものでも受け入れて平然としている。
これを器の大きな人という。
まるで大海のように・・