一月のカレンダーの絵です。
富士鷹茄子松竹梅模様筒描蒲団地という蒲団の表地だそうです。
正月の初夢に見ると縁起が良い「一富士二鷹三茄子」の図に、吉祥文の松竹梅を添えています。
一富士二鷹三茄子は続きがあるそうです。
続いて四扇五煙草六座頭です。
「一富士」と「四扇」は子孫や商売の繁栄を表しており、「二鷹」と「五煙草」は上に上がっていくことから運気上昇を表し、「三茄子」と「六座頭」は毛がないことから、「怪我ない」という縁起が良い意味とされているそうです。
最近の正月は少し味気無い氣がします。
かなり昔の話で凝縮ですが、年の瀬になると親戚一同が集まって餅つきをやったものでした。
鏡餅からのし餅まで親戚五軒分をついていました。
つきたての餅をきな粉や醤油、アンコにつけて食べるのがご馳走でした。
あの頃は杵と臼が家にあったんです。
年末の大掃除は、家中の畳を外に出して干していました。
その後オヤジが裏山から松と竹を切ってきて門松を作っていました。
今考えると正月を迎えるのに、けっこう大変だったなと思います。
そのぶん新年を迎える喜びがあったように思い出されます。