日本の『時刻』は水時計からはじまった
それははるか昔、飛鳥時代にまでさかのぼります。
天智天皇10年 4月25日
「日本書紀」に『漏刻を新しき台に置く。初めて候時を打つ。鐘鼓を動かす』と記されています。
始めて漏刻(ろうこく)を新しい台に設置して鐘鼓を鳴らして時を告げた のが日本における時刻のはじまり。
漏刻とは水時計のことで、容器に水が流入→流出するようにして、その水面の高さの 変化で時をはかる時計のことです。
画像は近江神宮よりお借りしました
復元された漏刻
なぜ6月10日?
天智天皇10年 4月25日 を太陽暦に直すと 6月10日になるからです。
第1回目の「時の記念日」は、大正9年(1920年)
近代化の推進を図る中、時間厳守による行動規律によって効率化の向上が労働および社会生活の基本とされるようになりました。そして、この日本人の実直な勤勉さが鉄道、航空の時間の正確さ世界一となったのでしょう。
ある意味、私たちが時間に縛られるようになったのも、このころからなんでね。
時代は巡り巡って、今 あなたは「心の時代」の入り口に立っています。
時間に縛られるのではなく、あなたも時間に乗っていきましょう、地球さんと波長を合わせて。
天智天皇を祀る近江神宮では毎年この日に漏刻祭が行われています。