今回は天王星の神話のお話です。
天王星はウラノスと呼ばれます。
天地の始まりのときに、混沌の中から大地の神ガイアといっしょにあらわれた天の神です。
1781年にハーシェルが天王星を発見したときに、イギリス王ジョージ三世の名にちなんで「ジョージの星」と名付けようとしました。また、天文学者の中には「ハーシェル」と名付けようという人もいました。
しかし、ドイツの天文学者ボーデは、これまでどおりギリシャ神話の神々の名をとって、「ウラノス」と名付けることを提案して決まりました。
その頃、新しく発見される金属の名にも空を運行する天体の名がつけられることになっていたので、天王星の発見から8年後に見つかった新しい金属は、ウラニウムと名付けられました。