「十年に一回くらい、無性に寺田寅彦が読みたくなる」とあるお方が、
そうおっしゃっていたというのを聴いて影響されて読み返している、
という話をまた聞きして、
「へぇ~」と思って、私も読んでみました。
なぜか家に2冊も同じ本がありまして、1冊借りて読みました。
2冊の同じタイトルの本は、発行時期に20年の差があったので、
20年に一度読みたくなる本なのかもしれない。
カバーの折り返しと、前書きに
” なるべく 心の忙しなくない、
ゆっくりとした余裕のある時に、
一節ずつ 間をおいて読んでもらいたい ”
と、書かれています。
そんな本をなぜか師走の最中に引っ張り出してきて読み始めたわけですけれど、
一文一文、日記のような書かれ方で読みやすく、
でも確かにゆっくりと考えながら読みたい文でもありました。
なかなかにおもしろい。
私の中で、寺田寅彦さんという人は
夏目漱石の門下というか、
夏目先生を慕って集っていた人たちの一人であり、
物理学者の人・・・くらいの認識で、
本を読んだのは初めてでしたが、なんとなく
その人となりが見えてくるような文で、読みごたえがありました。
クスッと笑えるところもあるし、
先見の明に感心するところもあるし、
自分の身の回りのことに置き換えて深く考えさせられることもあって、
読んで良かったです。
確かに、数年に一度 読み返してみたくなるかもしれない・・・たぶん。
地球さん愛しています💕宇宙さん愛しています💕平和が訪れますように🌈