2021年3月5日は 『啓蟄』(けいちつ)
二十四節氣の三番目、そして 春の三番目『啓蟄』です。
太陽黄経が345°に達した日。3月5日から春分の前日3月19日までの15日間にあたります。
暦便覧には「陽気地中に動き、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」とあります。
暖かさに誘われて、冬ごもりしていた虫などが地上へ這い出してくるころといった意味になります。
「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味
「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があります。
ここでいう「虫」ですが、昆虫のことだけではなく、小動物の総称としているようです。
そうなると、カエルや蛇も虫ということになりますね。
自然界の小動物が冬眠からさめて、活動をはじめるころ、というところでしょうか。
季節の花 桃
桃は中国原産、樹高は1~7mになる落葉樹です。
日本では縄文時代以前から栽培されていましたが、甘味のない品種だったため、薬用や観賞用でした。
桃の節句
古代中国では桃は邪氣を祓い、不老長寿を与える仙木とされてきました。日本に伝わり、平安時代の貴族が穢れを祓い健康と厄徐を願う「上巳の節句(桃の節句)」を行ったのがはじまりとされています。
名前の由来
●「百(もも)」たくさん実がなることから
●「燃実(モエミ)」実が赤いことを表す
●「真実(まみ)」あらゆる果実の中で最も知られていることを意味する
●中身が固く、外側が和らかいものすべてを「もも」と呼ぶ
花言葉
🌺チャーミング
🌺恋のとりこ
🌺わたしはあなたのとりこ