二宮尊徳翁の食事
・朝食
茶漬け、漬物、焼き味噌
・昼食
ご飯(三杯)、呉汁、漬物
・夕食
茶漬け、つゆ物、にしめ又は魚一品
・酒肴
胡瓜もみ、なまりぶし、豆腐など
一年ぶりの小田原散歩は、尊徳翁が昼食に食べていたとゆう呉汁を食べに行きました。
いつものように、駅からお堀端を歩いて、藤棚を抜けたところが
相模國 報徳 二宮神社
その境内に最近出来た、食事処で、呉汁セットをいただきました。
小田原木工の大きな器に野菜たっぷりの呉汁、
小さめな器には、金目鯛の炊き込みごはん。
やさしい味の呉汁
濃いめの煮汁入りごはん充分に満足したセットでした。
私は、初めて食べたのですが、呉汁とは、大豆を水に浸してやわらかくし、すり潰した汁を[ご(豆汁)]と言い、[ご]をいれた味噌汁なので、[ご汁]と呼ばれるようになったとか。日本全国に古くから伝わる郷土料理らしい。
尊徳翁の一日の食事を、今のカロリー計算にすると、約2219㌍となるそうです。
質素な食事にみえても、米と大豆は偉大!
栄養はしっかりあったのです。
報徳会館料理長のレシピ現代版
おいしい呉汁の作り方
材料4人分
水煮大豆 200㌘
だし汁 600㍉㍑
白味噌又は合わせ味噌 大さじ 3杯 油揚げ 2分の1枚
人参 30㌘ 大根 40㌘ ほうれん草 3分の1束 長葱刻み 4分の1本
作り方
・ 人参と大根を銀杏切りし、下茹でする
・たっぷりの湯に塩を一つまみ入れ、ほうれん草を茹で、水にさらす
・大豆の水気をとり、粒がやや残るくらいミキサーにかける(すり鉢も可)・油揚げに熱湯を通して油抜きをし、短冊切りにする
・鍋に大豆、だし汁を入れて強火にかけ、沸騰させながらアクを取る
・大根、人参、油揚げを入れる
・再び煮たったところで味噌を入れる
・火を止めて長葱を入れ、器に盛り最後にほうれん草をのせて、
できあがり。
白味噌の汁の中に、材料ひとつひとつを、丁寧に下処理した野菜が美しい色合いの一品でした。
一年ぶりに会った友とは、屋外のテーブル席で、ゆっくり、ゆったりと
、おしゃべりしながら、やさしいお味に、癒された小田原散歩でした。
ありがとうございます
老子
第五章
[人の世で生きるために]135 自然の鉄則
なにかのことで失敗する。
これはどこかで不自然な振る舞いをしているからだ。
不自然な振る舞いは、かならずどこかで行き詰まる。
これが自然の鉄則なんだ。