そごう美術館で開催中
[樹木希林遊びをせんとや生まれけむ展] へ行ってきました。
同い年の希林さんには、親しみと、潔いよい生き方に尊敬していました。
会場は
・アカデミー賞の部屋
・映画女優の部屋
・一個人の部屋
・日常の部屋
・言葉の道
・京都の部屋
・きものの部屋
があり、皆さんじっくりと見て、読んで、感嘆しきりの同年代の女性ばかり。
チケット買うのにも、長い行列ができるほどの人氣でした。
希林さんの魅力は、
やり残したものは何もない・執着心も何もないと言い切った生き様にあると思います。
多才、鬼才で自由奔放の中に、自分の身に起こる全てを平然と受け止めて
[おごらず、他人と比べず、面白がって、平氣で生きればいい。]の姿勢を貫いた大きな心と、芯の強さがあります。
私がお氣に入りの部屋は、きものの部屋!
集めた着物を、遊び心に創意工夫を重ねて、手間ひまかけて、その着物の魅力を蘇らせて帯と共に展示されていました。
常識に捕われない自由な発想は、生き方そのもの。
古い着物も、生き返って居場所を与えられて喜んでるみたいです。
私の好きな希林さんの言葉
[時がきたら、誇りをもって、脇にどけ!]です
(現役のポジションにしがみつかない)
ありがとうございます
老子
第四章
[静かに生きるために]
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本当に偉大なものとは
本当に偉大なものというのは、
あまりにも大きすぎてわかりにくいものなんだよ。
だから、いくら使っても使い尽くせないんだ。
本当に充実しているものは、
一見、空っぽのように見えるが、
どんなに汲み出しても、汲み出せるものじゃないのさ。