[令]とは、ひと言で言えば[自律]。
すてきだなと思う人には[令]があります。
元号は、天の声で決まるものと思っていますが、今回初めて元号に[令]の文字が選ばれたのも、いまの時代に本当に必要だからでしょう。
自らを律して生きていく時代になってくれることを、個人的にも渇望していますね。
国文学者
中西 進さんの言葉です
今月[致知]の特集は
自律自助
自立とは自分で自分を律すること。他に振り回されず、自分をコントロールし、自分のリズムを創っていくことである。
自助とは自分で自分を助けること。
自分の力で自分の向上発展を遂げること。
即ち自立自助とは依存心を捨て、すべてを自分の責任として対処していくことだとも言える。
人や環境のせいにせず、自分の最善を尽くすことだとも言える。
[天は自ら助くる者を助く]の格言は、
自立自助の精神がある人にのみ、天はその力を与えてくれる、ということだろう。
いま、日本は自律自助の精神を失ってはいないか。
致知の藤尾社長の言葉です。
明治維新を成し遂げ、明治という時代を生きた人々の氣高い自律自助の精神は、これから地球規模で新しい時代を迎える私達一人ひとりにとっても、大切なことと思えます。
JFEホールディングスの
數土 文夫さんは三つの提言をされています
・自分という人間を作るために勉強すること
・健康を自分の責任において守ること
・現役を退いた後のための資産づくり
この三つは、国民一人ひとりの義務として若い時から教えていく必要があります。
また、日本が誇るべき古典として、いまの日本人に読んでほしい三冊として
・内村鑑三
[代表的日本人]
・新渡部稲造
[武士道]
・福沢諭吉
[学問のすすめ]を挙げています。
健康管理も自律とは、目から鱗でした!
[代表的日本人]読んでみたくなりました。
ありがとうございます
老子
第四章
[静かに生きるために]
102 大器晩成
本当に偉大な人は、
大成するのが遅く、
このうえない大きな音は、
かえって聞こえないものだ。
ましてや、天空にひろがる大きな形は、
あまりにも大きすぎて人の目には見えない。
わかりにくいもの、目に見えないもの、
本物はそこにあるんだよ。