6月4日は虫歯予防デー
6月4日~10日を一般的には虫歯予防週間と言ったりしていますが、正式名称は「歯と口の健康週間」だそうです。
歯だけではなく、口腔まで広げて健康を保つことを推進するため、平成25年に50年ぶりに名称を変更しました。
※口腔とはどこ?
口の中の歯茎,顎,口蓋,頬,口腔粘膜,唾液腺などを含める
8020運動とは?
「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動で、生涯にわたり自分の歯でものを噛むことを意味します。
私の母も80歳になった時に市から表彰されたと自慢氣に言っていました。確か表彰状も見せてもらった記憶があります。
母はそのころ、半年に一回程度歯科医院で歯石をとってもらいに行っていました。
しかし今は90歳になり、出かけることが億劫でもう何年も行っていません。
多分20本も残ってないのではないかと推測しています。
厚生労働省から、2016年時点で「80歳で自分の歯が20本以上ある人(俗に「8020達成者」と呼ぶ)」は推定で50.2%に達したと発表がありました。
近年は健康寿命も延びて、100歳時代の到来もさほど遠い話ではないかもしれません。
そうなってくると次なる目標、90歳で15本達成「9015運動」を推進してほしいものです。
通院が難しい高齢者への訪問歯科診療に期待したいところですね。
歯周病が病氣のリスクを高める
高齢者が歯周病を患っている場合
★心血管疾患の発症リスクは1.14~1.75倍に高まる
☆誤嚥性肺炎のリスクを高める
★骨密度の減少ー歯周病になった歯肉で産生されるサイトカインには、骨代謝に影響を及ぼすものがあり、歯の喪失と骨密度の減少には関連性がある
歯周病は糖尿病と密接に関連 歯周病を治療することで、血糖コントロールが改善した例がある
残った歯の数が少ない人ほど
★残った歯の数が少ない人ほど寿命が短くなる
死亡率は、20歯以上の人に比べて、
10~19歯の人で1.3倍、
0~9歯の人で1.7倍
☆ 認知症の発症リスクが最大1.9倍に上昇
歯を失い、入れ歯を使用していない場合、歯が20歯以上残っている人や入れ歯によりかみ合わせが回復している人と比較して
参考:日本歯科医師会「健康長寿社会に寄与する歯科医療・口腔保健のエビデンス2015」
これから日本は超高齢化社会に突入します。
国から「年金に頼るな!」と言われる(支払ってるのにもらうときには渋られる)世代は、
健康で暮らすために自己管理をしっかりして、誰かに頼らず最後の最後まで自分のことは自分でできるぐらいの氣概を持つ覚悟が必要かもしれません。
まずはお口の健康から見直してみませんか。
あなたが健康で心豊かに暮らしてゆけますように。
令和の日本に ウィンセイ🍷