縄文時代の土器は、表面に縄や紐を転がして(縄目模様)模様が作られていました。
縄文の造形の特徴で、「縄文の由来」になっています。♫
土器は、再生のシンボルの考え方で、土器に「ヘビの形」やへりに「月を表現」(しずく型は「新月」、丸い形は「満月」)されています。
月の満ち欠けに人の一生を。人も月も「再生」を繰り返しされ、「再生を重視」・縄文土器にさまざまに表現されています。
ヘビは、脱皮する事を「再生の象徴」、「死」と「再生」の繰り返しとされ、
死者に対して、「屈葬」され母なる大地にかえるとされ、死者を大事に守り暮らしていました。(*^^*)
国宝に美術的に優れ、学術的価値あるものになったのは、6件、20年位前からです。
1995年: 縄文のビーナス(縄文中期)
長野県:茅野市棚畑遺跡出土、茅野市尖石(トガリイシ)縄文考古館保管
http://www.city.chino.lg.jp/www/togariishi/index.html
1999年: 火焔型土器(縄文中期)
新潟県十日町市笹山遺跡出土、十日町市博物館保管
http://www.tokamachi-museum.jp/information01.html
2007年: 中空土偶(縄文後期)
北海道:箸保内野(チョボナイノ)遺跡出土、函館市縄文文化交流センター保管
http://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/73
2009年: 合掌土偶(縄文後期)
青森県;風張1遺跡出土、八戸市埋蔵文化センター是川縄文館保管
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/12,21230,43,153,html
2012年: 縄文の女神(縄文中期)
山形県:西ノ前遺跡出土、山形県立博物館保管
http://megami.town.funagata.yamagata.jp/
2014年: 仮面の女神(縄文後期)
長野県:茅野市中ッ原遺跡出土、茅野市尖石縄文考古館保管
http://www.city.chino.lg.jp/www/togariishi/contents/1446544820161/index.html
「縄文のビーナス」は、焼くときに、爆発しないように、急激に膨張しないように、火の加減を調整され壊れないように作られてパーツごとに組み立てられています。
「中空土偶」は、中は空洞・厚さ2mmの薄い所があり、技術的高さ、「縄文の女神」は、45cm・3kgの重さ、最大級の土偶、「合掌土偶」は、修復されながら使われていました。粘土のはみ出しを消され、綺麗に、仕上げられています。
考えられて、作られ、装飾的で他に類を見ないです。
実用性より「美」を重視されています。
中国の土器・「彩陶鉢」、メソポタミアの「壺」・「無文鉢」、エジプトの「刻文入壺」は、形がシンプルで実用的なものです。
中国の土器・「彩陶鉢」
ベルギーやアメリカの展示会で、「縄文の文化」が高く評価されてから、日本でも「美的価値」が評価されるようになりました。
(各資料館さま、NHKさま、東京国立博物館さま、Wikipediaさまより)
縄文時代(紀元前11000年~紀元前400年)に、あの「豊かな表現」・「繊細な制作・技術」。\(^o^)/
縄文人の「美意識の高さ」・「技術の高さ」に、あらためて、実感しました。♫
地球さんを大事にして(必要な分だけの狩猟採集等)共に「共存」して暮らしてきた事で、1万年もの長い時間(持続可能な時間)を継続出来たのですね。(^^♪
ご先祖(縄文人)様の「意識」・「美」・「技術」を見る事が出来て、誇らしく感謝の時間でした。♫
「星たちの座談会☆地球号の未来」に、ご訪問頂きありがとうございました。☆☆☆
ウィンセイ。♪♪♪