先日届いた野菜の中に、10センチくらいの茶色い塊が入っていました。
「これ何?」 「親里芋、食べられるから」
「お店で売っている里芋と全然違うね」 「里芋見たことないの、堀りに来る?」
「ぜひ お願いしまーす♫」
という訳で、ジュンカンファームすわ農場へ
長靴お借りして、軍手はめ、準備万端 見晴らしの良い高台へ案内されました。
良いお天氣 今日は ここから北アルプスが一望 美味しい空氣 別天地(๑˃̵ᴗ˂̵)
里芋の葉っぱ「これ知ってる、トトロの雨よけ」
スコップで掘り起こす、結構深い 重い
一つの塊にいっぱいの里芋達 親いも、子いも、孫いも・・・大家族
なるほど、なるほど、子孫繁栄の縁起物・・これが起源ですか!!
偉そうに子ども達に話をしてきたけれど、頭でっかちで恥ずかしい限りです。
体験 = 一見にしかず
里芋って 何処から来たの? 里芋の原産地 東南アジア
驚くことに、日本への伝播はイネよりも早く、縄文後期と考えられているよう
長い 長い歴史を持っているのですね
大昔から親しまれてきた里芋 日本国では35種以上もの品種があるのに、
欧米圏では観葉植物としての栽培がほとんどなんですって
・・・美味しいのにねぇ・・・
親芋に寄り添うように出来た 子いも、孫いもを「芋の子(いものこ)」と呼び、
里芋の皮を除く時、芋をたくさん桶に入れ、水を張り、かき混ぜて皮を剥いだそうです
混雑ぶりを表現するときの「芋の子を洗う」とは ここから・・・
昔は お芋さんの中では、里芋料理が 一番の苦手でした【過去形】
毎回 手が痒くで たまらない(´・_・`)
この痒み 里芋の皮の下2~3センチほどにある細胞内に 沢山のシュウ酸カルシュム結晶が含まれており
その大きな結晶がわずかな外力により壊され 針状結晶に変身 外へ飛び出る・・・
原因は 皮膚にこの針がささって痒くなる
手に重曹、または塩をまぶした状態で お芋さんを料理するといいそうです( ^ω^ )
皮のまま、ゆでこぼし すればいいいよ・・・とは諏訪さん
里芋さん 西洋栄養学の観点より
澱粉を主成分とし 低カロリーで食物繊維も豊富 さらに 独特の「ぬめり」成分
【マンナン〈便秘予防〉、ムチン〈消化促進〉、ガラクタン〈免疫力向上作用〉】
を含みます
薬膳の観点より
大腸、胃の臓器によく働き、消化不良、便秘を改善する
痰飲を取り除き、痰湿体質を改善
ただし、消化不良で胃痛がある時は控える
煮物でも、おでんでも美味しい 今 旬の食材 里芋さん
いただきま~す o(^▽^)o