星たちの座談会 ☆ ★ ☆ ☆ ★ ☆ 地球号の未来 

本来なら来るはずのなかった地球に生まれた私たち☆アウェイ感をヒシヒシ感じつつ悪あがきならぬ良いあがきでジタバタ奮闘の☆座談会メンバー8人共同ブログ☆

秋 なつめの甘露煮 故郷の味

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 なつめの木、ご存知でしょうか?

 クロウメモドキ科の落葉高木で、和名は、夏に芽が出ること(夏芽)に由来します。
原産地は、中国から西アジアにかけてと広く、日本国への渡来は奈良時代以前とかで古い。
 
 私の住んでいる地域では、昔からなつめの木を植えている家庭がたくさんあります。
 秋になると、稲刈りの季節に、その実を採って甘露煮にして食べます。
また、瓶詰にして、お正月やお祭りのご馳走としても 食卓を飾っておりました。

 子どもの頃は、この季節 各家庭から なつめを煮る匂いがしたものです。
身近にある秋の季節の一品で、日本中どこでも同じようにして食べられていると思っていたら・・・違うのですね・・・
 ナツメの実、食べたこと無い。あんなの食べられるの?とは全国区の声
えーぇ、ナツメ食べるの少数派だったの (。・ω・。)
それも、極少数派で、日本中で我が地域だけ???

 
 今回は、故郷の味 ナツメについて紡いでみました。

 果実を生でかじると、リンゴのような味がします。
   茶道で使う棗は、なつめの実に形が似ているところから名づけられたとか。

 中国では、なつめの実は「大棗(タイソウ)」と言って、漢方薬として重宝されております。
 薬効は、脾臓と胃の氣を元氣にし、血液に栄養を与える。また、身体を温める作用があるため冷え症に良く、ナツメ茶などはこれからの季節お奨めです。

 さらに果実について調べてみると、科学的には、カリウム、亜鉛、鉄、葉酸、食物繊維、パテント酸等が豊富とかで、
 食物繊維=便通を良くし、腸内環境を整える 
 サポニン=抗酸化作用をもち、老化防止効果があります
 パントテン酸=ストレスへの耐性を高める
 また、アレルギー抑制作用も・・・
 なんて記事もみつけ、ビックリ(。・ω・。)

 そんなナツメの木、各家庭の庭から少しづつ姿を消していき、
 さらに核家族化が進み、もっと美味しいご馳走も増え、
 素朴な味は 各家庭の食卓からも姿を消しつつあるご時世です。
  
 ナツメに変わって物申してみると

 「昔から伝わってきた、自然界の恵みを頂いて育った郷土の味は、その土地の人々の身体にとてもいいのに」
  なんてね( ^ω^ )                                      

     次世代へ 素朴な自然の味をそのまま残していけたらいいのにね♡

 ★なつめの甘露煮・・・各家庭によって、いろんな味があるのですが・・
   〈材料〉なつめ 1k   〈作り方〉①なつめは水でよく洗い、ぼぞをとる。
       砂糖  1k         一晩、水につけておく
         淡口醤油 適量        ②鍋たっぷりの水になつめを入れ、
                      火にかける。種と実がはがれるまで   
                      ゆっくり煮る。
                      ③②の中に砂糖・醤油を入れ、よく味を
                      含ませる。

   *砂糖は保存食なので同量と多いです、好みで増減をしてください。
    現代風に、シナモン、レーズン等を加えてコンポート風にしても美味しいかも     

 

 ★なつめ茶・・疲れたときに

   〈材料〉干しなつめ10g程度、クコの実3g~6g、水2.5カップ

   〈作り方〉水になつめを30分漬け、しっかりフタをして20分煎じる                   
        クコの実を入れて約5分蒸らす。

       
       *クコの実がなければ、なつめだけでもいいです。 
       *生姜、はちみつ等を加えても美味しいです。
        寒い時、身も心も暖まります♡

 ♡小さな織姫庵へ ご訪問いただきありがとうございました。♡