第五衛星ミランダは、天王星の五大衛星の中ではもっとも小さく、もっとも内側を回っている衛星です。
1948年にジェラルド -カイパーに発見されました。
直径は472㎞で、天王星からの距離は約13万㎞です。
ミランダの名前はシェイクスピアの戯曲『テンペスト』に出てくる娘にちなんで付けられています。
表面のほとんどが氷で覆われており、内部は氷とケイ酸塩質岩石、それとメチル基を持つ有機化合物からできていると考えられています。
表面には深さ20㎞以上の巨大な渓谷が縦横無尽に走っており、過去に天王星からの潮汐力によって破壊的な変動があったと考えられています。